こんな方におすすめ
- ダイエットの勉強をしたことがない人
- 飲むだけで痩せるサプリなどを飲んでいる人
みなさんこんにちは。
まいごちゃんです。
今日のテーマは「脂肪について正しい知識を知ろう!」です。
ダイエットで「失敗した」「リバウンドした」「痩せない」など感じる人がいるかと思いますが、正しい知識をつけるだけでも効率よくダイエットができます。
ぜひ今回の記事で脂肪について少しでも知ってみてください!
ではさっそく目次です。
ー目次ー
脂肪の知識
脂肪とは
脂肪はタンパク質、炭水化物と共に三大栄養素の一つで、エネルギーになる栄養素です。
脂肪には動物性のものと植物性のものがあり、栄養学では「脂質」と呼びます。
摂取した脂質は血液やリンパをめぐり、「中性脂肪」「コレステロール」「リン脂質」「脂肪酸」の4つに分けられます。
この中で、主にエネルギーとして使用されるのは中性脂肪です。
水に溶けない中性脂肪は、小腸から吸収されたあと、水に溶けるタンパク質と結合して体の各部に運ばれます。
そしてご存じの通り、脂肪を摂りすぎると肥満の原因となるので注意が必要です。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
日常の食生活でよく使う脂肪は下記2種類です。
気を付けて摂りすぎなどには注意しましょう。
参考
不飽和脂肪酸:植物油や魚油に多く含まれる(オリーブオイル、くるみ)
→血液中の中性脂肪やコレステロールを低下させる
飽和脂肪酸:動物性脂肪に多い(マーガリン、肉)
→血液中の中性脂肪やコレステロールを増加させる
脂肪酸の種類
「飽和脂肪酸」
- エネルギーとして使われやすく、体内で合成できる脂肪酸
- 一般に過剰摂取になりやすく、過剰摂取は健康面でデメリットあり
- 肉、乳製品、卵黄、パーム油などに多く含まれる
「一価不飽和脂肪酸」
- オメガ9系脂肪酸とも呼ばれる
- 比較的エネルギーとして使われにくく、常温で液体の脂肪酸
- オリーブオイル、菜種油、アボカドなどに多く含まれる
「多価不飽和脂肪酸」
- オメガ3系、オメガ6系脂肪酸に分類される
- 体内で合成できない必須脂肪酸を含む
- 魚油(青魚)、植物油(トウモロコシ油・大豆油・サラダ油等)、クルミ、えごまなどに多く含まれる
- リノール酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコペンタエン酸(EPA)など
「トランス脂肪酸」
- 植物油を高温にする過程などで生成される脂肪酸
- 健康に対するマイナス面が報告されている
- マーガリン、ショートニング、加工油脂などに含まれる可能性がある
私たちの生活の中で、脂肪は悪いものと思われるのは飽和脂肪酸を摂りすぎてしまうことによる健康上の弊害の印象が強いからだと思います。
逆にDHAやEPEなどの不飽和脂肪酸は一定数摂取したほうが健康に良いという研究もあります。
何ごとも適度がいいんですね。
ポイント
肉やマーガリンなどの飽和脂肪酸は意識して摂取量を調整し、不飽和脂肪酸のうち必須脂肪酸は体で合成できないので積極的に摂取していくと良いでしょう。
役割
脂質はホルモンや細胞膜を構成したり、皮下脂肪として臓器を保護したり、体を寒冷から守ってくれる働きがあります。
また、エネルギー源でもあり、炭水化物の2倍以上のエネルギーになります。
脂肪のカロリー
脂質としては1グラムあたり9kcalあります。
せっかくなので炭水化物とタンパク質も併せて覚えてしまいましょう!
参考
炭水化物:1gあたり4kcal
タンパク質:1gあたり7kcal
脂質:1gあたり9kcal
体の脂肪は1kgで9000kcalありますが、その中には細胞膜や水分などがふくまれているので、0.8倍の7200kcalを消費すれば脂肪が1kg減る計算になるそうです。
脂肪の燃焼について
脂肪の燃焼には酸素が必要です。
体内のエネルギーが足りなくなると、リパーゼという酵素によって分解されます。
分解された脂肪は遊離脂肪酸とグリセロールになり、このうちの遊離脂肪酸が筋肉のミトコンドリアの中で酸素と結びついてエネルギーに変換されます。
これが脂肪が燃焼する状態です。
体内のエネルギーが不足するのは基礎代謝や運動、食事制限がありますが、特に有酸素運動は多くの酸素を取り込むため効率よく脂肪を燃焼できます。
ちなみに、有酸素運動で20分以上すると脂肪の燃焼割合が増えるので、それ以上をするといいです。
これは一回でやらなくても1日の中の合計でも大丈夫です。
脂肪は筋肉にならない
よく「脂肪を筋肉に変えていく!」って聞くと思うんですけど、脂肪は筋肉に変わらないです。
逆に「筋肉が脂肪に変わった。。」みたいのもないです。
だって物質そのものが違いますし、できたらそれは錬金術です。
おそらくイメージを作るためにそういう言い回しになったんだと思います。
増量と減量とは
ここで、増量と減量について見ていきましょう。
増量について
増量期には「体重を増やして筋肉をつけて」いきます。
大体私は普段よりも500kcalくらい多めに食事を摂っています。(オーバーカロリー)
メインはタンパク質を中心に摂っていて、体重×2.5〜3グラムのタンパク質を摂ります。
一緒に炭水化物も多めに摂ります。
脂質はあまり気にしてません。
このときに筋肉だけでなく、脂肪もついてしまうのでそれを減量期に落としていきます。
ちなみに「一回太ってから脂肪を筋肉に変えよう!」ってのはかなりミスリードな文言です。
ただ筋トレもせず、栄養管理もせずただ食べまくってしまうとただ脂肪がつくだけになってしまいます。
それでは増量ではありません。
ここで間違った増量してるかもって思った方は一度勉強し直してみてください。
減量について
減量期ではなるべく筋肉を維持しながら脂肪を落としていきます。
私は自分の代謝カロリーを基準にして、だいたい8割くらいに設定しています。(アンダーカロリー)
食事内容はタンパク質は増量期と変わらず、脂肪か炭水化物のどちらかを必ず摂ります。
ローカーボかローファットですね。
参考
減量の1つとしてケトジェニックダイエットがあります。
「ケトジェニックについて」の記事でまとめていますのでぜひ読んでみてください。
-
ケトジェニックダイエット方法について ~ダイエット方法その1~
続きを見る
この2つを繰り返していくことで筋肉をつけていきます。
ボディメイクをしていくなら基本はこの流れだと思います。
ちなみに、3ヶ月で10kg痩せた!みたいに言う人がいますが、あれは結構危ないです。
理由の一つは水分が抜けてるだけの可能性。
炭水化物を減らすダイエットの場合、体の水分を溜め込むグリコーゲン量が減っているため、体の水分が出ただけのことがあります。
二つ目は、落ちた体重の大部分が筋肉の場合。
体の栄養が足りてない時は実は筋肉を分解してエネルギーに変えます。
筋肉が落ちてしまうと代謝が落ち、エネルギー消費がしにくくなるので太りやすい体になります。
三つ目は、リバウンドの可能性。
短期間で体重を落としたとき、この二つの可能性が高く、元の食事に戻したときに体重が戻りやすいです。
炭水化物をとれば、体内のグリコーゲン量も増えるので水で体重が増えるし、筋肉が落ちてたらまた減量しようとしても前回ようにはうまくいきません。
筋肉が減っていれば、代謝量が減るからです。
これが延々と繰り返され、ダレた体になっていくわけです。
若いうちはこれでも体裁はなんとか保てると思いますが、年齢を重ねるごとに筋肉がさらに落ち、カバーできなくなると思います。
だから、ゆっくりとしたダイエットを心がけましょう。
ダイエットについては「ダイエットの基本」でまとめているのでぜひよんでみてください。
-
ダイエットの基本〜これからダイエットを始める方・失敗してしまう方へ〜
続きを見る
飲むと痩せると言われるサプリについて
広告などでてくる、「1ヶ月で5kg痩せるサプリ」。
まだ信じて購入してしまう人がいるようです。
飲むだけで痩せるはできないと思う
例えば「HMB」。これは必須アミノ酸のロイシンの代謝物なのですが、これは筋肉の合成を促進したり、分解を抑制したりします。
他の成分にもよりますが、筋トレをすることありきなので、これを飲んだだけで痩せることはありません。
ちなみに私はマイプロテインのHMBを飲んでいたことがあります。
気になる方は覗いてみてください。
関連
公式サイト:マイプロテイン
マイプロテインをご存じない方には初めての「マイプロテインの買い方」も記事にまとめているのでそちらもご参照ください。
-
マイプロテインの買い方~初めて買う方に画像付きで簡単に解説~
続きを見る
体の作用を無理矢理だす系
結構商品の中には下痢を意図的に引き起こし、栄養不足にすることで筋肉を減少させて体重を減らすものがあるみたいです。
上記のように悪循環になるだけなのでけしからんです。
健康的に痩せるべきなのに体を壊してどうするんでしょ。
それでも飲みたいぞって人は、下剤や肝機能障害の原因になるような成分が含まれていないか確認したほうがいいです。
脂肪燃焼サプリは根拠がない
昔、消費者庁がある企業に脂肪が燃焼する根拠の提示を求めたが、根拠が不十分で、飲む前と飲んだ後の結果写真比較なども、そのサプリを飲んでおらず加工しただけという事例もありました。
簡単に痩せるという甘い言葉に惑わされずに正しい知識を持ってダイエットに励んでください。
最後に
さて、いかがだったでしょうか。
脂肪について少しでもわかっていただけましたか?
今後はここから発展して、ダイエットの方法などを発信していこうと思いますのでぜひお待ちください。
では。